是枝裕和監督の作品がすごく好きで、映画館で見たりDVD買ったりして観ているので、感想をまとめておこうと思います。

是枝監督の作品は、何気ない日本のどこにでもあるような家族が題材だったり、なかなかスポットライトが当たることのないような影を切り取ったいたり、観ていると温かい気持ちになる映画が多いところが好きなところです。

毎回考えさせられるのが、家族ってなんなんだろうというところ。
血が繋がっている関係がもちろん家族なんだと思うけど、血が繋がっていなくても家族同然の存在っていうのがある気がするし、本当の意味での「家族」とはという答えは人それぞれ違う気がします。

先日亡くなった樹木希林さんは、是枝監督の作品になくてはならない存在でした。
これから先、樹木さんを是枝監督の作品の中で見れないのかと思うと残念でなりません。

海よりもまだ深く
親が子を思う気持ちは、離れていても・家族じゃなくなっても変わらない。
離婚した後も、息子を思う父親の気持ちは変わらないし、どんなにダメ息子でも、その息子のことを思う母親の気持ちも変わらない。言葉には出さなくても、息子の才能を信じていた父親の気持ちも親だからこそある気持ちだと思う。

親は、子供の唯一無二の応援者だと思ってます。どんな時も、絶対味方で応援してくれるのが親なんだと。成功している時はたくさんの応援者がいるけれど、そうじゃない時もずっと応援してくれるのが親。
だからこそ子供は頑張れる。見返りを求めずに、ずっと応援してくれる存在それが親であり、それが家族なんだと私は思う。

映画の中で樹木さんが言っていた言葉
「生きてるうちに孝行しないと、死んでからじゃ遅い」
これは親にだけじゃなくて言えることだと思うんです。どんなにその人のことを想っていたって、その想いをちゃんと伝えないと、その人がいなくなってからじゃ遅いんです。
明日何があるかなんて誰にもわからない。だから今日の感謝は今日伝えるべきだし、毎日後悔のないように精一杯生きよう。ちょっとクサイことを言っているようだけど、私が毎日心がけていることです。

思い出をカタチに残して共有したいし、感謝は言葉として伝えたい
その積み重ねが、大事なんだと考えさせられた映画でした。

いい映画だった。DVD買ったことだし、まだ見よう。

誰も知らない
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ずっと前に一度見たことがあった映画だけどDVDを買ったのでもう一度見ました。
今回見て知ったんだけど、この映画って実話が題材になっているんです。

巣鴨子供置き去り事件

映画は、無戸籍な子供たち4人の物語な訳ですが、これが実話が元にできている話であることに驚きです。
いろんな事情で、歓迎されて生まれてくる子供ばかりじゃないという現状

無戸籍=いないこと

とされている子供たち。だから”誰も知らない”子供たちの生活は、壮絶で生きるだけで大変。
この映画は、ネグレクト(育児放棄)を扱った映画だけれども、それだけではなく、今普通に過ごしているこの生活にも”誰も知らない”問題は起きているかもしれませんよという問題提起でもあったとおもう。

幼少期の環境が、どんな人間になるかを形成する上で大切なことは言うまでもなく、だからこそ"誰も知らない”という状況が少しでも減ればと思う。